Timshelの日記

日々のこと、世間話

何から書いていいか・・・10月のTNRその1

大変ご無沙汰しています。。

前回記事を掲載以来、様々な出来事の怒涛の日々だったことに加え、PCネットワーク関係の不具合が続き、長らくブログを更新できませんでした。

とはいっても、まあ、弱小ブログを気にとめる奇特な方もそうはいらっしゃらないと思いますので、自分に言い訳しながら、勝手気ままに書き連ねていきます。。

 

いろいろとあった中で、まずは、本格的に乗り出してひと月以上過ぎたTNR活動についてしたためたいと思います。

 

前回記事で山梨にて初甲府市S町4頭のTNRに携わった後、

翌週日曜早朝に、他のボランティアの方々が捕獲された猫ちゃん6頭の動物病院での手術の立ち会いをしました。

うち2頭はY市のどうぶつ基金行政枠で至れりセット、後の4頭にせめてノミダニ駆除をとお願いしたものの、うっかり、2か月に満たない1キロ未満の2頭の仔猫たちには駆除薬は劇薬になるとの獣医さんの診断で、死んでしまうリスクの責任をとれるかとの問いに、断念せざるを得ず、残念ながら、ノミダニがくっついていたと後で知りましたが、投与できませんでした。あの子たち、もう少し大きくなったらリリース先のえさやりさんにノミダニ駆除やってもらえたらいいけど、もう無理だろうなー。。と、死ぬリスクを問われて決断できない自分の不甲斐なさと、無力さにやるせない気持ちになりました。。

手術の順番を待つ間終始潤んだ目で見つめながら切なく鳴いて瞬きで答える私に訴えていた女の子のようなまだ少年のオスキジちゃんともう1頭の子に投与できたのはせめてもの救いです。

そして、このとき、スーパーボランティアの方からエゴだと言われてちょっとショックを受けたのでした。。

すべてはもちろん不可能ですが、せめて私が関わった猫ちゃんたちだけでもと、ノミダニ駆除の薬を素晴らしい志の獣医さんに投与して頂いています。それが不公平なのでエゴだそうですが、なら、皆もやってくれれば・・・と思ってしまいました。。

行政枠チケットがあれば、ワクチン接種もノミダニ駆除もしてもらえる猫ちゃんがいる一方で、ほとんどの猫ちゃんは、まだまだ手術だけ。いくらえさやりさんにごはんと暖を取れそうな場所多少の面倒を見てもらえるからといって、もともとは、人間の都合で手術させられる羽目になっている気の毒な猫ちゃんたちなのですから、せめて、ノミダニ駆除くらいしないと、申し訳ない感じです。野にいる猫ちゃんはマダニの被害も遭わないわけではありません。

ワクチンもノミダニ駆除も一回では意味がないという意見もありますが、天界に伺うと、やはりそんなことはないようです。

獣医さんは、エゴとは思わないけれど数が多ければ切りがなくなってしまうから大変だよとアドバイス下さり、少しホッとしました。また、最近、ボランティアの賛同者もいらっしゃると伺い、これも心強く思いました。

たとえ、エゴでも、一回で致死量、人間でも一滴でも目に入ったりしたら失明するほどの強力な薬とのことで、用法を間違わなければ、効果はあるということですから、できうる範囲で続けようと思いました。

この駆除薬に関しては、ネット購入で安いといっても、数が必要なので、結構なお値段になります。「本当はやってあげたいけど・・・」とおっしゃるボランティアの方、ぜひ、ご一緒に投与ご協力をお願いしたいものです。。

山梨では当たり前ではない現状です。。

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初参加TNRの4頭R(リリース)@甲府市S町民家

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ノミダニ駆除できなかった仔猫ちゃん・・・ごめんね・・・

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同じく・・・小さくてノミダニ駆除できなくてごめんね・・・

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うるうるお目目で鳴きながらアイコンタクトがいとおしいオスキジ猫ちゃん




が、思いがけず、つい先日初めて有難いご寄附を賜り、また猫ちゃんたちに駆除薬を投与できる天界からのギフトに甚く感謝感激いたしました。。月食満月の奇跡です!

 

横道にそれましたが、このころから、ふと、TNRの全体像が見えない不安を覚え、もっと何か重要な知らなければならないことがあるような気がして、少々焦りも正直感じ始めました。

で、よくわからない素人なりに分析してみたところ、

将来的に個人で動くためにも一番重要な知りたいこととは、

地域住民やえさやりさんとの交渉術と、手術後リリースした猫ちゃんたちのケアプランについてだと判明しました。

 

後で伺いましたが、どうやらスーパーボランティアの方も、地域のえさやりさんから市や保護施設等経由の依頼でTNRするため、地域住民の方と直接TNRの理解を求め、協力を仰ぐという交渉経験はないそうですが、やはり、その難しさ(TNR反対派もいるため)はご存じでした。。

 

が、その交渉術を見習いとして一番伺いたかったのでした・・・!

なにせ、依頼地域のほかにもちらほら猫ちゃんを見かけるようになっていたものですから。。

捕獲器とちょっとしたコツがあれば、TNRすること自体は、ある程度場をこなせばそんなに難しくないと思われます(といってもまだまだ見習い中ですが(-_-;))が、

最も重要で容易ではないのは、人間のせいで手術して頂く猫ちゃんのその後の人生ならぬ猫生が最良のものになるように保障する努力と責任です。。

でもでも、超動物初心者で、自分ちのニャン子すら手を焼いている今の私が、奥深いTNRがまだよくわからない状態で見ず知らずの子の大事な命を左右することを一人で軽々しくできませんし、できれば、地域猫としてみんなからも愛されてほしい、となると、地域住民の方々の理解はとても重要です。。

その術を知りたい!

専門家や市など公の組織を通じて教えてほしいし、一緒に立ち会っていただくなど連携して、私たち個人のTNRボランティアの背後には公の組織機関があり、バックアップと、何かあった時のフォローができるということを地域住民に理解を得るために示せるようにしてほしい!です。。

そのためには、どのようなフォローができるか交渉術も含め行政がTNRや仔猫を見つけた時の行動の一連の流れを、善意で関わろうとする人が簡単に取り組めるシステムを作って示し、

TNR反対の人も、猫を毛嫌いする人も、環境問題として、同じ地球に住む人間としての責務として協力を訴え、(たとえば「猫を飼うなら室内であることが条例で決まっている」など条例や法律を出してきて)説得するくらいの方法を、難しいで済ませず考え作り率先して動いていく必要が早急にあると思います。

ぜひボランティアの一人として、甲府市の動物愛護センターの方々と協力してお話し合い等にも参加したいのですが、まだ先方からの連絡はありません。。

もちろん、現在の甲府市の動物愛護センターの担当の方々はTNRに前向きな方々と伺っておりますので、なおさらこの素人ながらにわからなくて動けない問題を知っていただきたいですし、取り組むからには速やかに、とことんやってほしいし、一緒に考えたいです。。

 

TNRについて、捕獲器(最近は保護器というのでしょうか)の使い方だけでなく、交渉の仕方、ケアも含めた後処理の仕方等、現場経験だけでなく、全体を見通せるテキストがあったら、早くボランティアが育つのに・・・!と、

実地と併せてテキストの必要性を強く感じたのでした。。続く・・・