まだまだマスク増産の成果が見られない日々。。
マスク品切れの背景に、安易なマスク使用の可能性を、先日あるニュースで取り上げていました。手洗いよりもとりあえずマスクという人が多く、コストの高いしっかりと時間をかけた(面倒な!?)手洗いよりも、人はコストの低いマスク装着(簡単な方!)に流れる傾向があるのだとか。。。
消毒液不足も話題ですが、これ手をしっかり洗えれば一般市民はそんなに必要ないのかなと思ってみたり。。
「マスク」いつから使い捨てになったんだっけ?と振り返ってみると、
そんな昔ではない気がします。。ほんの最近のような感じ。。
実は、私は、マスク歴云十年の切ないキャリアをもっており、始まりは、小学生の頃。涙目くしゃみ鼻水鼻づまりの症状に悩まされ、ひどい時には授業どころではなく、当時まだ同級生ではほとんど見かけなかったマスクを外せない日々に、ついたあだ名は「マスクマン」。中学生でマスクをつけているのは私か、ヤンか、といっても過言ではないほど。。
高校ではとうとう試験中に咳込み(風邪ではない)が止まらず、苦しすぎて退席するはめになりました。。そんなぜんそくやアレルギー性鼻炎というか花粉症の先駆けだった私は、成人してからも、毎年悩まされ、学生旅行で訪れたスペイントレドの町では、目が明いていられないほどひどい症状で、かの有名なプラド美術館をマスクで見学し、周囲から好奇な目で見られ(マスクをつける文化のない方々にとって、マスク姿の私は伝染病にかかった人と見られたようです)たこともあり、教員時代は、静粛な卒業式の大事な席で、前述の症状に加えて咳が止まらなくなるピンチに陥るなど、天界のセラピー®に出会うまで、激しい症状は続き、マスクは私にとってなくてはならないアイテムでした。
が、マスク歴の大半は布だったと思います。。
そう、不織布の大容量マスクが出る前は、布マスクを洗って使っておりました~。。。何度も洗っているうちに、ガーゼ生地が傷んで縮んでいくので、使い込んでいるのがわかってしまう・・・なんていうことがよくあって、どうにか形状が変わらないものはないかと思いながら使ったものです~。。。
で、いつのまにか、使い捨てマスクが布より衛生的だと主流になって、使ったらすぐに捨てて新しいものを着けられる手軽さに、いつのまにかマスクを捨てる躊躇がなくなった気がします。
捨てても次がある、便利さに慣れすぎたのかもしれません。
天界のセラピー®に携わって、不思議なことに、あんなに酷く苦しかった症状が劇的に改善したのちも、マスクは必要なアイテムですが、現在のこのマスク不足の状態は、昔の、ひと昔前の日本の、物に対する価値観を思い出させてくれているようです。
あの頃、ほんとにしんどかったし、よくマスク洗ったなぁ・・・と、
私のマスクの思い出は、ほろ苦い半生の軌跡でもありました。。
Timshel!