天界の師によりますと、かつて人間が都合の良い時にだけ利用して邪魔になったら酒を飲ませて眠らせ神社の奥の祠のような檻に閉じ込めて施錠し封印した鬼たちがたくさんいるそうです。。
そして、その鬼たちが、近年檻を破って脱走し、世界中で国のトップの方々に憑依して、やりたい放題し、裏切った人間たちに復讐をしているのだそうです。。
その鬼を封印した執行者が陰陽師なのだとか。。
そして、再び暴れ出した気の毒な鬼たちをその陰陽師の手で解放し、天界へ帰すということが必要になってきたようです。。
過去世で、悪魔と闘ったエクソシストだった記憶もあるような気がしておりましたが、先日の天界の集いで、その陰陽師でもあったかもしれない過去を教えて頂きました。。
忘れかけていた昔、確かに、興味を持った時期があり、羅城門のおぞましい様子などのヴィジョンが出てきたり、恐ろしいかな呪術的なことをたくらんだりしたことがございました。。あの時はかなり血迷っていたようで、やはり、呪術は自分自身も闇に落とすことになるため、決して良いことはないと、反省しております。。しかしながら、そのことで、闇には本当に危険な力があるとも確信しております。。
陰陽師とは、精霊使いというか妖精使いというか妖怪使いや鬼使いだったようです。。
身近な鬼としては、もう10年昔になりますでしょうか、母を中心として家族(私も含めて)の中の鬼が爆発して大変なことになっておりました。。すでに天界のセラピストを志していたため、毎日家族に潜む鬼をひたすら天界に帰すヒーリングを施しつつも、何日も眠れない日が続き、明け方カーテンに隠れ窓の外を虚ろに眺めながら、天界をなじって泣いた日々を思い出します。。
あの時は本当につらかったけれど、心の底からヘルプ信号を天界に発してほどなく、その鬼たちも消え去っていきました。。。
「鬼を騙して眠らせる」と聞いて、すぐに思い出すのが、「鬼ころし」という酒の名と、「酒呑童子」や「源頼光」です。。
「鬼ころし」の酒とは、鬼も死んだように酔いつぶれてしまうくらい強い酒の総称のようで、「酒呑童子」は酒好きの鬼ともされ、「源頼光」は、それを討伐した英雄となっています。。
「源頼光」と言えば、昔勘違いして通ってしまった声優学校の授業で暗唱させられた「外郎売」に酒呑童子の家来の「茨木童子」と一緒に出てきて、ちょっと懐かしくなります。。
この頼光は、浮世絵にも出てくる渡辺綱と混同しそうになりますが、鬼退治の四天王らしいですね。。
倒した者の中には、やはり昔なぜかハマってしまった能楽の、演目に出てきた「土蜘蛛」も入っていて、奇しくもつい最近、上演を見たばかりです。。。
ちなみに、大好きだった能楽は、天界によれば、魔女的なものだったようで^^;。。
小面や増女、そして般若の面にそれはそれは魅了され(小学5年か6年の時般若の面を作り、本当に自分で作ったのかとクラスで疑われ悪口を言われた苦い記憶も蘇ります・・・)、学生時代神田の古書店に小面の面を買いに行ったほどです。。一桁間違えて買えなかったので、面作りの本を買って自分で彫ろうと粘土で試作までしましたが、材料の檜や道具が学生の身には高すぎて断念しました。。
土蜘蛛は精霊というか妖怪や鬼神として面(おもて)は「しかみ」を使っておりました。。
土蜘蛛しかり、桃太郎伝説も1つかもしれませんが、大和朝廷を代表とする中央集権的勢力に反発する豪族たちが異端とみなされ征伐され鬼退治の伝説に美化されたのかもしれませんが、むしろ、大和朝廷など中央で実権を握ろうと画策した者たちが、陰陽師を使って都合よく酒呑童子のように地方の豪族たちに憑依させた鬼たち(憑依した人間も含め)を利用して全国をまとめていったのかもしれないとさえ、思えてまいりました。。
そして、次第にいろんなことを主張し始めたり、暴れたりする彼らが煩わしくなり、源頼光や渡辺綱など陰陽道にも通じた?武士を使って、騙して閉じ込めたのかもしれません。。
様々な時代で、権力闘争の規模の大小あれど、似たようなことが全国津々浦々で繰り返されていたのかもしれません。。
そういえば、山梨を代表する武将武田信玄は、天界によると実は陰陽師だったようです。。確かに、信仰する不動明王は鬼のような形相をしております。。
山梨の至る所に結界が張られているとかいないとか。。
その信玄公は、確か、冷酷にも、諏訪の方の奥さんの実家の義父を、自分の館の酒席に招いておいて、お酒が入って上機嫌だったその帰りに暗殺したと、本で読んだことがあります。。鬼の話に似ているような。。。
ちなみに、近年、桃太郎伝説の発祥地は、山梨説も有力になってきたようです。。
きっと、全国にどこでもそのような出来事があったということかもしれませんね。。
もしかして、武田信玄が実は陰陽師だったように、鬼退治の桃太郎も、実は、陰陽師だったりして・・・と様々な妄想が膨らみます。。
それにつけても、人間とは罪な生き物でございます。。。
Timshel!
「源頼光大江山にて酒呑童子を退治し給ふ」「渡辺綱」歌川国芳 Ukiyo-e.org より