Timshelの日記

日々のこと、世間話

なめるべからず猫活動 

続き・・・
気づいたことが多すぎて、わかりやすくまとめるのが一苦労なため、もう、これきりで市に完全に任せよう、と思っていたのもつかの間。
ベテランボランティアの方からのお声がかかり、再び、市の方たちと今月もTNRを行うことになりました。。
 
今度はS町の苦情もあるお宅。民民同士の話し合いに市が介入できないとなんとも頼りない中で、ベテランボランティアの方が交渉しそこに立ち会わせて頂きました。
 
世の中猫好きばかりではないと、いつでも動物初心者の私も含め、今回も改めて感じるところたくさんあり、大いに学ばせて頂きました。。
術後ここに戻ってくるので、餌やりとできればトイレのお世話をお願いします、○○さんがあげてください、餌をあげないと手術できない云々・・・と言ってしまったところ、住人の方は語気を強めて、猛反論。。増えたら困るから市にお願いしたのになかなか来てくれずまた増えてしまったとのこと。。なぜ私が!となって、行政が手術してくれないなら自分で捕まえて手術するけどそのあとは一切かかわらないと、一時協力拒否状態となってしまいました。。
偏見の目でみられてしまったこの方のお話をよく伺うと、増えてしまった猫を見ていられず、責任感で、餌やりや、猫トイレまで設置してお世話をしてくれていたのだとか。。で、近くのゴミ集積所に前日からゴミを出す人がいるため、荒らされるとのことで、その方はその時間を見計らって餌やりをしてくれていたのだそうです。。そうしているうちに、猫達は、その方の家では糞尿をせず、べつの家でやるようになり、糞尿被害の苦情が出るようになったのだとか。。
でも、決して猫が好きというわけではなく、手術も含め誰も行動を起こす人がいないのみならず、近隣からの理解も得られない肩身の狭い思いをして仕方なくやっている中で、猫好きの視点からの何気ないボランティアの発言は、責任を自分一人に押し付けられたようで、反感を持たれたにちがいありません。。
同じ言い方でも猫好きの餌やりさんだったら手術さえしてくれればぜひ、という方も多いようですが、そればかりとは限りません。。
地域住民皆の問題であり、自治会長に話をつけ、自治会で話し合って協力を得られるようにフォローさせて頂き、
また、一方で、捕獲作業を見ていた近所の方にお話しさせて頂くと、実は、気の毒で見ていられなかったが、手術後は心置きなく餌やりができるし、猫トイレにお金は惜しまないから(住人の)○○さんと相談して作ってくれるとまで言って下さり、また、一方で、手術さえしてくれれば餌やりは喜んでと言ってくれる人まで出てきて、
自治会でも今週末に話し合ってもらえることになり、共感を得られたからか、協力を得られるとわかったからか、住人の方は軟化し、奇しくも持っていた発泡スチロール箱でその場で猫ハウスを作ってプレゼントすると、快く庭に設置してくれ、これからも餌やり、猫トイレ、ハウスと協力してくれることにいつの間にかなっていきました。予定数全8頭捕まえることができ、なんといっても孤立感を否めなかった住人の方の笑顔がボランティア冥利に尽きました。。
実は、この交渉にあたった方は、同じような場面で、話が違うといって逆切れしてしまい、TNR依頼者に暴言を吐いてしまって後味悪くなってしまったことが後でわかり、今回同行参加する必要に駆られた理由がなんとなくわかった気がしました。。
でもこのような時、餌やりが確保できなければわざわざ市の方が来てもそのまま手術せず撤収するしかないのか、市の見解を示す、ガイドラインやチラシがあれば、誰もが同じ見解で交渉できたと考えると、ほんとに早急に、ガイドラインやチラシ(前回資料もつけて提出)を作ってほしいものです。。(ちなみに、どうぶつ基金は、すぐやる・全部やる・続けるのTNR先行型地域猫活動を推進しています)
また、ボランティア講習も必要なのかもしれません。。
 
自治会長さんも最初かなり及び腰でしたが、ネットを張り変えても荒らされて困っているゴミ集積所も、手術後餌やりさんがいれば荒らされなくなるし、猫トイレの設置で糞尿被害も激減するなど具体例を出してお願いすると、ようやく話題に出してくれることになり、その自治会の会長さんにも正しい餌やり・猫トイレ・ハウスのチラシ、市のガイドライン資料があれば、会合で説得力が増すのに・・・作成していたら会合までに配布してくれるよう市に要望しました。
 
A4サイズの餌やりのポスターが申し訳なさそうに地味に貼られている周辺で焼き鳥缶の置き餌が置かれており、この住人の方がきれいに片付けてくださっている様子もなんだか皮肉です。。この方を事情を知らず、偏見の目で見ていた自治会長の方はじめ、苦情を訴えていた近隣住民もしかり、市の方でさえ、一時でもそのように思われた態度でしたから、コミュニケーション不足も課題でしょうし、猫の問題が人間同士の問題をあらわにさせ、猫の問題が解決に向かえばきっと住民同士のつながりもできて改善していく感じがとてもします。
猫達は近くの空き家をねぐらとしていることがわかり、そこで親子で暮らしているようで、増える空き家の問題も考えていかなければならないでしょう。
それらのことをまたまた、レポートにしたためて、市に提出させて頂きましたが、リアクションも特になく、読んでいただけているかもわかりません^^;・・・。
 
人と猫が幸せに暮らせるまちを目指してクラウドファンディングを募った甲府市が、いよいよどうぶつ基金さんと協働で積極的にTNR活動に関わって頂けるようになったことは何度も書きますが、大変有難いことです。。でも、そのことを知る市民はごくわずかですねー。。
反対派の意見を含めて、古い体質からもう一歩抜け出せず、隠しているようで、ちょっと残念です。
あまり急に変えても・・・少しずつやっていかないと違う方向へ行ってしまうし、担当責任者の首がとぶと現場の市の担当者に言われましたが、山梨県でも年間1000頭もの猫、仔猫が殺処分されている現状を知ってもなお、反対と言えるでしょうか、少しずつゆっくりやっている場合ではないでしょう。。その間に猫とくに仔猫が人間によって殺されていくんですから。。高齢化の問題も深刻です。。
早くそのことを市民にも知ってもらえるようにすべきですが、ポスターやチラシさえなかなか作られない現状をとてももどかしく感じます。。全国で先進的にやっている地域の真似をしたっていいし、頼まれれば僭越ながら私が作りますよ♪と言っても、上が上がばかり。これが縦社会の市役所ですからと開き直られました^^;・・・。
 
わかります。。
私も、つかの間県立学校で教えている時、やりたいことがあっても中間管理職から手順を踏んでいないとかなんとかいって怒られましたもの。。
でも、私の場合、さらに上の理解ある上司に相談しながら、なんとかうまく提案し、外部との交渉で、授業に生かすことができ、子どもたちの生き生きとした様子にも助けられ、周りの教員の態度が一変したという経験があります。。
また、市のアニマルキャッチャーじゃないけれど、一万以上もして使えないものを指定業者からしか買えないというまるで癒着のような関係のように、決まりきった業者から購入するだけでなく、限られた予算の中で、本当に必要な教材は別のところで少しでも安く購入するという開拓も試み、うまくいきました。。
要は、その人次第、担当者の熱意次第なのではないでしょうか。。
市の担当責任者の方はまだお若く働き盛りの方なので、ぜひ、熱意をもって、上や反対意見に屈せずさらなる高みに立った皆にとって最良のヴィジョンを見据えて行動を起こして頂きたいなと思います。。たぶん、どんなことをやったとしても、犯罪でなければ、首になったりはまずしません。。公務員の場合。。ましてや、いいことをしているのですから、首にしたら市民が黙っていません。。
 
その反対派をうならせるためにも、このような取り組みを毎回活動レポートとして市民にどんどん発信すべきだとつくづく思います。。(もちろん要望しました♪)

f:id:timshel:20220210173925j:plain

S町のたくましく生きる親子猫たち。これからは地域猫(*^-^*)

 

    天界のメッセージカードを通じてご自身で聞いてみたい方はこちら↓↓↓

       NEW天界のエンジェル・カード・リーディング体験講座

 

 

          気軽に天界のことを学びたいなら こちら↓↓↓

        天界のアース・スター&アース・エンジェルミニ講座

 

trtimshel.jp


天界の絵本「魔法のおくりもの」